スタッフブログ2025.01.19
住宅ローン控除は借りた分だけ得になる?
4人家族のコンパクトハウス専門店!
シャレオハウス 店長の平山です。
「住宅ローン控除で税金が返ってくるから、たくさん借りたほうがいいですよ。と言われました。本当ですか?」
と相談を受けることがあります。
結論から言いますと、そんなことはありません。
住宅ローン控除とは毎年年末の住宅ローンの残高の0.7%が戻ってくるという制度なんです。
住宅ローン残高が多ければその分多く戻ってきます。
なので、たくさん借りたほうが戻ってくるお金が多いから得。
という方がいますが、そうではありません。
住宅ローン控除は住宅ローン残高の0.7%戻ってきますが、それは最大でになります。
実際に返ってくる金額は払っている所得税と住民税の一部になります。
例えば4000万円借りて住宅ローン控除を受ける場合、0.7%なので28万円なんですが、
所得税と住民税で25万円の税金を払っている時は、25万円が上限になります。
残高の0.7%である28万円全額は返ってきません。
自分たちがいくらの税金を払っているのか、いくらまで戻ってくるのか必ず把握しておきましょう。
更に、住宅ローン控除の額を上げるために借入額を上げてしまうと、
その分多くローンを借りることになるので、その分利息も増えてきます。
金利を1%とした場合100万円で約18.5万円余分に利息を返すことになります。(35年返済の場合)
100万円借入額を増やしても、住宅ローン控除で増える額は0.7%=7000円/年です。
7000円/年(控除期間13年で91000円)の住宅ローン控除を受けるために余分に18.5万円の利息を払う事になるんです。
控除期間終了後に繰り上げ返済すれば得になるかもしれませんが、
繰り上げ返済に手数料がかかる場合もありますし、
借入額を増やした分、保証料や登記費用が増えます。
ただ、控除額だけで損得と判断しないようにしましょう。
住宅ローン控除とは何か、しっかりと知った上で利用するようにしましょう!
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家づくりコンシェルジュ 平山 奨悟